2025年第1四半期決算報告:エアアジア X、タイ・エアアジア X、およびキャピタル A 航空事業
マレーシアにあるエアアジアの本社、RedQ
SEPANG, 28/30 May 2025 - エアアジア X、タイ・エアアジア X、およびキャピタル Aの航空事業は、2025年第1四半期(2025年1月1日~3月31日)における決算報告(未監査)を発表しました。概要は以下の通りです。
■エアアジア X
エアアジア X(AirAsia X Berhad)は、2025年第1四半期において売上高9億4,010万リンギットを記録し、前年同期(2024年第1四半期:9億890万リンギット)比で約3%の増加となりました。これは、提供座席数が12%増の129万席となったことによるもので、これに伴い旅客数も12%増の108万人に達しました。搭乗率は83%と引き続き高水準を維持しています。
エアアジア Xは当四半期に純利益5,020万リンギットを計上し、事業拡大によるコスト増の中でも5%の利益率を維持しました。有効座席キロ(ASK:総座席数と輸送距離の積)は前年同期比17%増の58億7,800万キロとなり、休暇シーズンに向けた戦略的な供給調整が奏功しました。日本とオーストラリアは好調な市場として際立ち、主力路線では85~90%の高い搭乗率を記録しました。
■タイ・エアアジア X
関連会社のタイ・エアアジア X(AirAsia X Thailand)は、2025年第1四半期に売上高5億1,270万リンギット、営業利益1,550万リンギットを計上しました。当四半期における提供座席数は23%増の60万4,584席、旅客数は前年同期比14%増の50万128人となり、搭乗率は83%を維持しました。
2025年3月31日時点におけるエアアジア Xの保有機材は、エアバスA330型機19機で、そのうち1機は外部リース会社から新たに導入されたものです(稼働機数:17機)。
タイ・エアアジア Xの保有機材はエアバスA330型機10機(全機が稼働中)となります。
上記オリジナル英文リリース:https://newsroom.airasia.com/news/aax-1q2025-financial-results
■キャピタル Aの航空事業
2025年第1四半期におけるキャピタルA(Capital A Berhad )の航空事業※の売上高は49億リンギットとなり、前年同期比ではほぼ横ばい、前四半期比ではわずかに増加しました。EBITDA(金利・税金・償却費控除前利益)は9億8,000万リンギットとなり、燃料費が11%減少したことにより、EBITDAマージンは20%となり、前年同期に比べ上昇しました。非稼働機材に関連する減価償却費および支払利息は1億4,300万リンギットでした。これらを除いた純営業利益(NOP)は2億4,100万リンギットとなり、全項目を含めた税引後利益(PAT)は1億2,600万リンギットとなりました。
※エアアジア・マレーシア、タイ・エアアジア、エアアジア・インドネシア、エアアジア・フィリピン、エアアジア・カンボジア
また、旅客数は前年同期比5%増の1,620万人となりました。機材数は1機増え、合計225機体制になり、そのうち207機が稼働中です。